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育成委員エッセイ  紫あゆちん

皆さんこんにちは。初めまして紫あゆちんです。

 

もちろん本名ではありません。今日は私の独り言、たわ言を聞いて下さい。

 

去る五月末、ようやく、うちの子供達が教会から巣立って行きました。春休みからかれこれ三ヶ月、教会でゴロゴロしていたので、「早く学校始まらないかな~」とずーっと思っていました。ですが、いざいなくなると何とも言えない気持ちに襲われました。

 

近くの教会から車で出発したのですが、出て数分、家内からLINEが入りました。「○○〇(娘の名前)ずーと下ばかり見てる。多分泣いてるよ」、「ん?今だけだよ」と返信しましたが、その瞬間、一瞬にして私の頭の中は、幼い頃から今日までの娘の姿が、グルグルと回り始めました。そして目頭が熱くなり、フロントガラスから見える景色が白く霞んでしまいました。

 

バックミラーに自分の顔を映して見ると、顔がクシャクシャになっているではありませんか。何が起きたのか、、、ほんの数分間の出来事、初めての経験でした。

 

私の両親はもうこの世には居ませんが、この歳になって少しだけ親の気持ちが分かったような気がしました。

 

以前ある先生に、「人間、親とつくものすべてに素直に通れば間違いはない」と教えてもらったことがあります。生みの親、育ての親、教えの親、理の親等々。

 

難しいかもしれませんが、これらすべての親に素直であれば、私達の将来は安泰であります。何よりも私達には、この世始めこの世治める真実の”をや“が凛然とおわします。何も心配はいらないのです。

 

あれから一ヶ月、娘が電話越しに言いました。「お父さん、友達も出来たし、みんな仲良くしてるし、ケガも大丈夫。もう心配いらないよ。お父さん、身体が一番だからね。大事にね!」

 

又、目頭が熱くなりました。