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村上修徳通信 2020.10

今回は生活していくうえで必要不可欠なドイツのスーパーについて紹介したいと思います。

 

現在、ドイツではコロナの感染拡大防止に向けられた多くの取り組みがありますが、スーパーでもそういった対策がされています。

主に、マスクの着用義務、対人距離1,5メートルを保つという事と店内の人数制限です。

多くのスーパーでは入店前に買い物用のカートを持って入店するように促されます。

ドイツのカートは大きいので、これを持って買い物することで1,5メートルの対人距離を保つことが出来て、カートの数をあらかじめ限定することで、店内の人数を自動的にコントロールすることが可能になっています。(写真1)

小さなイノベーションですが、あるものを用いて合理的に課題を解決していくドイツ人らしいアイディアだと思います。

 

コロナ対策以外も少し紹介したいと思います。

 

ドイツでは最近、日本食が人気になってきているようで、お寿司やお弁当をスーパーで買うことが出来ます。このスーパーでは店内の専用キッチンで作られたものが並んでいます。またおにぎりやラーメンなども充実してきているので、日本食が恋しくなってきたときにも困りません。(写真2・3・4)

 

お肉とチーズのコーナーはかなり充実しています。量り売りのコーナーの他、ハムやソーセージなどの加工品を中心に、かなりの部分がお肉コーナーで占められています。また最近では、ヴィーガンやダイエット中の方向けに大豆を加工して作られたお肉風のハムやソーセージも人気なようで専用のコーナーまであります。(写真5・6)

 

ビールやお酒のコーナーも多くの銘柄が陳列されています。ビールは1本60円~120円くらいなので日本に比べるとかなり安いです。(写真7)

 

ちなみに余談ですが、ドイツでは缶やペットボトルをゴミの日に出すことはありません。また日本の街中によくあるような専用のごみ箱も見かけることはありません。なぜなら、それぞれの缶やペットボトルにはあらかじめ30円ほどのデポジットがかけられていて、スーパーの回収マシンに投入することでそのお金が戻ってくる仕組みになっているからです。4本の空き缶やペットボトルで100円分を超えるお金が手に入るので、誰もゴミとして捨てる人がいないのです。(写真8)

 

以上、今月はドイツのスーパーについてお届けさせていただきました。

ありがとうございました。