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ミュンヘン出張所活動報告 2021年6月

 6月の出張所月次祭をつとめさせていただきました。

 ミュンヘンではコロナ感染者数は減り続けています。多くの店舗も再び営業を始めました。しかし、ワクチン接種は順調な状況とは言えません。まだまだ第一回接種者のためのワクチンが十分な量確保されていないためです。12歳から15歳の若者への接種を早く進めるべきだとの議論が巻き起こっている一方、これに対しドイツのワクチン接種委員会は、既に罹患した子どもへの接種を第一に推奨しています。社会がこうした異なる見解に二分される状況になっています。議論のすべては、ワクチン供給がぎりぎりであるというところから来ています。その絶対量が不足していることが根本原因です。そんな中、ミュンヘンでは新たに、感染力がより強力なインド由来のデルタ株が、どんどんと拡大していることが確認されています。すでに秋に向けての相応な予防措置の検討が開始され、場合によっては再び規制措置が講じられる可能性があります。学校もクラスを半分に分けて、交代で授業を行う状況に舞い戻ってしまうかもしれません。

 そんな中、現在、サッカーのヨーロッパ選手権が開催されており、ドイツチームは準々決勝に進み、英国との対戦を控えています。

 4月に実施できなかったひのきしんデーは、6月に順延して行われました。

 先月頃からドイツではコロナウイルスの検査環境が整い始め、街の至る所に検査のための施設が設営されております。スーパーや薬局等でも簡易検査のキットを手軽に購入することが出来るようになり、私自身一度検査を受け、その際は陰性の結果を得ることができ、安堵いたしました。理髪店等を利用する際に、検査証明書の提示が義務付けられていましたが、6月からはその規制も解除され、普段通りに利用できるようになりました。ワクチンの普及に伴い、新規感染者数の増加率は比較的緩やかになりましたが、油断せずに引き続き感染対策を万全に行い、注意しながら生活をさせていただいています。