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村上修徳通信 2022年5月

令和4年5月所感

 2022年の夏学期は、昨年まで続いていたオンラインでの講義から切り替わり、全面的に対面での講義となりました。ワクチン証明の提示など様々な規制が撤廃され、従来と同じ様な形で講義に参加出来るようになりました。2019年の冬学期以来の全面的な対面講義となりますので、良い意味での緊張感を持ちながら講義に参加し、学業に取り組ませていただいております。これらの規制撤廃は3月半ばよりドイツ国内において全面的に施行されており、コロナウイルスの新規感染者数は未だ高い数値ではありますが、共生の形を模索していく上での政府側の決定かと思われます。自己管理、自己責任という部分に重きが置かれる移行となりますので、油断のないように感染対策を継続的に念頭に置き、日々を過ごさせていただいております。

 3月は冬学期の納めの月でありましたので、主に試験勉強を中心に取り組ませていただきました。今回はプレゼンテーション及び口頭試験という形の試験で、経験が少ない形式でしたので不安がありましたが、担当教授は大変親身な方で、試験自体も良い形で終えることが出来ました。試験の後は、引き続き論文試験に集中的に取り組みました。まだ結果は出ておりませんが、合格することを祈るばかりです。

 4月に入りますと今までのコロナ規制が一新され、多くの規制が撤廃されたことにより、生活はコロナ以前の状態に戻りつつあるように見受けられます。大学では、小さな教室でのゼミも開講されるようになり、対人距離の制限もなく、より本格的なグループワークも可能となりました。オンラインでの講義においても様々なメリットがあると思われますが、実際に他の学生と向き合いながら勉強する時間は、より多くの刺激を受けることができ、日々の充実感も増したように思います。コロナウイルスの感染状況は依然として高い数値ではありますが、3月までの状況と比べると明らかな減少傾向にあり、着実に終息へと近づいているように実感いたします。このまま穏やかな日常へと向かうことを祈らせていただきつつ、引き続き油断のないように生活させていただきます。

 学業面では、4月に履修登録を終え、現在は講義とそれに付随する課題に日々取り組ませていただいております。今回はゼミを多く履修いたしましたので、準備とその後の課題に追われがちではありますが、何とか遅れを取らぬように取り組ませていただいております。今学期は留学生活の最後の学期となりますので、悔いのないように努力してまいります。